アウリガコンサルティングに入社を決めたキッカケを教えてください。
私は日本文学科で雅楽を専攻していました。学んでいて楽しい分野ではありましたが、社会に出て役に立つかというと、ちょっと難しいのかなと就職活動前から感じていました。
実は大学入試のとき、国語と小論文だけで受験できるほど文章を書くことが得意だったんです。ただ”文章を書くこと”が、どんな仕事で役立つのか分かりづらいという認識もしていました。
だからか、”わかりやすい技能を身につけられる会社”というのが、就職先として一番主軸においていたところでした。
アウリガコンサルティングの説明会で、初めてABAPという開発言語を知りました。「色々な会社で使用されていて国内シェアがすごく高い」という話を聞いて。「自分はABAPができます」と言えれば、色々なところで通用するんじゃないかと思ったところが入社の決め手、キッカケでした。
”国語が得意”というのは、どこかでいまの仕事に繋がっているような気はしますね。
IT、しかもシステム系の会社というと、理系の印象が強いですよね。実際に「どうして文系なのに」と周りからはよく聞かれました。
ただ、「文章を書く」ことが今の業務をやっていても役立っていると感じています。
メールを一つ書くにしても、周りの人たちに自分の状況や困っていることを伝えるにしても、「どういうふうにしたら伝わるか」「どう文章を組み立てればいいのか」を考えます。
読みづらくならないように文章の長さ、図を入れるのか入れないのか、添付ファイルを参照してもらうのか…。
特に、今はほとんどテレワークなので、直接「ちょっとすみません」みたいな聞き方ができない。共有のチャットに自分の困っていることをわかりやすく伝えるために、コミュニケーションが大事だなと思う機会は多いです。
今までに印象深いプロジェクトや出来事はありましたか?
入社したばかりの頃は、お客様からいただくシステムについての問い合わせの内容が全然分からなくて。自分で仮定して回答を作ってみても、結局他のメンバーの方にほとんど全部直してもらって、ということが多かったんです。
お客様からいただいた内容から、システムに関する幅広い情報の中から該当するひとつを見つけるというのが、なかなか難しくて。
でもあるとき、お客様から問い合わせを受けた時に「これなら答えられる」というタイミングがやってきた。
この体験が自分の中ですごく気持ちが良くて、この仕事やっててよかったなと思えた瞬間でした。自分の得た知識を、自分で構築して答えとして出せた、というところが私の中では一番印象深かった出来事です。
私が担当しているのは運営保守で、大きなトラブルにならないようにシステムを見ていくというのが中心の仕事です。なので、お客様に感謝される機会というのは少ない職種ではあります。だからこそ、自分の中でやりがいを見つけていくことが大切なんじゃないかなと思います。
これからどんな人と一緒に仕事がしたいですか。
コミュニケーションが取りやすい人と一緒に仕事をしたいですね。
確信が持てないことを、周りに聞くこともしないまま進めてしまうと、結局それが手戻りしてしまって大幅な日数がかかることにつながる。素直に声を上げられる方、助けを求めることを躊躇しない方がありがたいと思います。
我慢強く真面目にというよりは、困ったらすぐに「助けてください」と言える人のほうが「じゃあ一緒に考えましょう」と言える。間違ったままにしなかったおかげで、結果的に早く進むというのが業務ですごく大事。コミュニケーションが取りやすくて、キチンと助けを求めてくれる人というのがとてもありがたいと思います。
アウリガには、新人さんや年次が若いメンバー向けの「アドバイザー制度」があります。
若手社員ひとりに対して中堅以上の社員の方が1名アドバイザーとして付いていて、質問したり、自分の今の状況を話したり、辛いときに相談していいというのが制度として決まっているんです。自分がいつでも質問していい相手が専属でいてくれるって、すごくありがたいですよね、年次が若い時って。
放置は絶対されない。皆さん助けてくださる方々です。親身に相談にのってくれる方が多いので、自分からも発信しやすいし、聞いてくれる人が多いというイメージがあるので、素直に助けを求められる人はいいんじゃないかなと思います。
今後の目標を教えてください。
私のアドバイザーでもある、同じチームの先輩がすごくできる方なんです。私が入ったときからずっと第一線で活躍されていて。だから先輩の背中を追いかけています。
どんな問い合わせも、すぐに回答や調査方法を特定する。そんなふうに「この人に聞けばわかるだろう」と思われる人になれたらいいですね。目下、生き字引みたいになりたいです(笑)