アウリガコンサルティングに入社を決めたキッカケを教えてください。
大きく分けて二つ理由があります。一つ目は事業内容の安定性、二つ目は先輩社員の人柄です。
一つ目についてですが、弊社が提供している主なソリューションであるSAPは、「人材・資金・資材」といった企業の経営の根幹に関わる情報を扱っています。時代が変わってもこれらの情報の重要性は変わらないだろうと考え、SAPを自分の仕事にすれば、自分の社会人生活を通じて役立つ知識や技術を身につけることが出来るだろうと思いました。
二つ目はかなり主観的で、感覚的な話になりますが、説明会や面接を通じて触れ合った先輩社員の方々と「一緒に働きたい」と思えた点が大きかったです。自分は当時、穏やかで理性的な方々と仕事がしたいという漠然としたイメージを持っていたのですが、説明会や面接での会話を通じて、会社の雰囲気が自分のイメージに合っていると思って入社を決めました。
言葉にするのが難しい部分ですが、入社後は毎日8時間を過ごす方々になるので、自分の中では重視していたポイントです。
現在は、どういう業務に関わっていますか?
飲食業のお客様の導入案件で、販売領域の下流工程を担当しています。
新卒でアウリガに入社してから三つ目のプロジェクトになりますが、全て導入案件に参画しています。
入社直後は小売業の導入案件に5年ほど参画し、開発から要件定義までを担当しました。その後、3カ月ほど医薬業の導入案件に参画し、現在のプロジェクトに移動して1年になります。
全て導入案件ではありますが、お客様の業界によって必要な業務知識が異なりますし、担当領域が異なると、必要なSAPのモジュール知識等も異なります。
その中で、「どれだけお客様のビジネスに役立つシステムを提供できるか」「そのために、自分の立場で出来ることは何か」を試行錯誤しながら、日々の業務に臨んでいます。

入社から今まで働いてみて、どうですか?
今年で入社7年目になりますが、入社前に考えていたよりも大きく成長できたな、と思っています。
自分は学生時代は文学部に所属していて、ITとは大きく離れた分野を勉強していました。かつ、プログラミングの経験も全くなくて、正直不安に感じている点が大きかったです。
ですが、入社後の研修はもちろんのこと、プロジェクト参画後の業務でも先輩社員の方々に手厚くサポートしていただき、分からないことや失敗したことを日々改善しながら業務に取り組むことが出来ました。割り振られるタスクも、段階を踏んで難易度が上がっていくように調整していただき、そういったご助力があって、社会人として成長できたと思っています。
また、今のプロジェクトへの移動も、「上流工程に携わっているが、別の業界のお客様で下流工程の経験を積みなおしたい」という私の希望を汲み取っていただいたものであり、非常にありがたく思っています。
今までに印象深いプロジェクトや出来事はありましたか?
新卒の入社直後から5年ほど参画していた、小売業の導入案件です。
はじめは小規模な機能の設計・開発・テストなどの下流工程を担当していましたが、3年目ごろから要件定義を主とした上流工程を担当するようになりました。
要件定義をする中で、お客様の経営層の方々と打ち合わせをするようになったのですが、そこで受けた衝撃が大きかったです。
お客様から「これからどのようにビジネスを展開したいか」「そのためにシステムをどのように構築して、活用したいか」というお話を直接うかがえたことは、非常に大きな経験でしたし、自分の間違いにも気づくことが出来ました。
当時の私は、主に開発を担当していたこともあり、「バグが無くてパフォーマンスがいいプログラムを作ること」が仕事の目的になっていましたが、そもそもプログラムは「お客様のビジネスをよりよくするためのもの」であり、その目的を達成するための手段に過ぎないということにその時気づきました。いつの間にか、手段と目的をはき違えてしまっていたんです。
それからは、どんなタスクに取り組むときにも、「このタスクがどうお客様の役に立つのか」「もっと役立つために自分から提案できることはないか」を積極的に考えるようになりました。
基本的な姿勢や考え方を矯正できたという点で、非常に大きな経験だったと思います。

どんなところに仕事の面白さを感じていますか?
考えることが尽きない点です。一生取り組んでも飽きることはないだろうな、と思います。
同じSAPを導入するお客様でも、そのお客様の業界や、今後のビジネスの展望によって使い方が大きく違います。
加えて、IT業界自体も日進月歩で、日々新しい技術が登場しています。
もちろんその中で普遍的に使える知識や考え方はありますが、それでも、一つのタスクを進めるだけでも考えるべきことが多くあります。「このタスクはどうお客様の役に立つのか」といった抽象的なことから、「どういうソースコードが機能の目的に照らし合わせて最適か」といった具体的なことまで様々です。
アウリガコンサルティングにはどういう人が多いと感じていますか?
入社前のイメージ通り、穏やかで理性的な方が多いと思います。
自分が新卒1年目のときから、疑問点や不明点を問いかけた際には優しく、理解しやすく教えてくださいましたし、業務の中で何か提案した際に、それが適切な提案であれば取り入れていただけました。
そういった経験から、自分が考えて動くことが出来れば、十分にサポートしていただけて、かつプロジェクトに影響する仕事が出来る環境だと実感でき、主体的に動けるようになったと思います。
近い将来の目標はありますか?
どのような立場、どのようなタスクであっても、お客様のためになる提案を続けられる人になりたいです。
IT業界では、業務内容を「上流工程」「下流工程」と大きく分けて語られることが多いですが、どちらも経験した結果として、根本的に意識すべき点は変わらないと思っています。当たり前のことではありますが、「お客様のためになるシステムを提供すること」です。
特に下流工程を担当していると、お客様の要望に直接触れる機会が少ないことから、この意識が弱くなりがちで、目の前のタスクにとらわれてしまうことが多く感じます。一方で、上流工程を担当していると、要望をどう実現できるかの判断に結局は下流工程の知識が必要になります。
なので、どのような立場であっても、お客様の要望とシステムの全体像の把握につとめ、プロジェクトとして最善な姿を考えながら、上流レベルでも下流レベルでも改善の提案を出来るようになりたいです。
これから、新しく入社する人へのメッセージをお願いします。
弊社には、皆様をサポート出来る環境が整っています。
新入社員1名ごとに先輩社員が1名つくアドバイザー制度があり、日々の業務やカジュアルな内容でも気軽に相談できます。もちろん、アドバイザー以外の先輩社員であっても、何でも相談出来る環境です。
また、業務では下流工程から上流工程まで担当することができ、システムエンジニアとして幅広く経験を積むことが出来ます。小さい会社だからこそ、若手社員であっても主体的に動けば、自分の提案で業務を動かすことが可能です。
お客様も、日常生活で名前を聞いたことがあるような大企業であることが多く、業界も様々です。
こういった業務の幅広さから、日々の業務に取り組む中で、自分なりのやりがいや喜びをきっと見つけることが出来るかと思います。
これらの何かに興味を持っていただけましたら、弊社を入社先として検討いただけると非常に嬉しいです。もし入社いただけましたら、皆様がよりよい社会人生活を送れるよう、私を含め社員一同全力でサポートします。
